はじめに
冬は、一年の中で最も「乾燥」「寒さ」「代謝低下」が重なる季節。肌は外側も内側も水分を失いやすく、乾燥・インナードライ・ゴワつき・透明感低下が一気に進みます。
けれど、冬は “深いケアの効果が最も表れやすい季節”。身体が静まり、余計な刺激が少ない分、ハーブのしずかな力がすっと染み込みやすいからです。
今回は、
- マシュマロウ(粘液質で潤いのハーブ)
- ホーリーバジル(内側のストレスを溶かすハーブ)
- 月のサイクル
この3つを合わせて、“冬の美しさを静かに底上げするハーブ習慣” をご紹介します。
1|冬の乾燥・インナードライを引き起こす本当の原因
冬の肌は、乾燥だけではなく「水分が入らない」「油分も足りない」「代謝が遅い」という複合的な不調が重なります。
特にインナードライは、
表面はカサカサしているのに、内側は水分が足りない状態。
原因は以下の4つです。
- 気温低下による血流の停滞
- 自律神経の乱れ(冬は交感神経が優位になりやすい)
- 水を飲む量が減る
- 胃腸の働きが弱り、栄養の吸収力も低下
これらすべてを整えるのが、“粘液質ハーブ” と “アダプトゲンハーブ”。
冬は、美肌を作る黄金の季節。静かに、自分の内側を整えていきましょう。
2|肌がふわりと蘇る「マシュマロウ」──潤いのハーブ
マシュマロウは、ヨーロッパでは “喉と胃腸の守り神” と呼ばれる植物。特徴は、葉と根に豊富に含まれる粘液質(ムチレージ)。
このムチレージが、
- 肌の内側で潤いの膜を作る
- 粘膜を保護し乾燥ダメージを緩和
- 胃腸の炎症を静め、栄養吸収を助ける
「肌の潤いは内臓の潤いから」。
胃腸が整う → 栄養が吸収できる → 肌が柔らかくなる、という美の循環をつくるのがマシュマロウの力。
3|冬の自律神経を整える「ホーリーバジル」──静かな心のハーブ
ホーリーバジル(トゥルシー)は、インドでは “聖なる植物” として寺院に植えられた存在。アダプトゲンとして知られ、
- ストレスによるホルモンバランスの乱れを調整
- 冬に起こりやすい落ち込みをやわらげる
- 呼吸を深くし、自律神経を整える
ストレスは、肌の乾燥を悪化させ、冬は「寒さ → 交感神経優位」になりがち。
ホーリーバジルは、緊張して固まった心身を溶かすようにゆるめる“静かな癒しのハーブ”。冬の美容には心のケアが欠かせません。
4|月のサイクルと肌のサイクル
月の満ち欠けは、古代から身体・感情・皮膚のリズムと深く結びつくと考えられてきました。
- 満月:吸収が高まる → ハーブの潤いが浸透しやすい
- 新月:デトックスが高まる → むくみ・停滞ケアに◎
冬は外の変化が少なく、月のリズムがより感じやすい季節。
マシュマロウは満月に相性よく、ホーリーバジルは新月のリセットに最適。
“月を目安に美しさを整える”静かな習慣を生活にひとつ。
5|冬のおすすめハーブブレンドレシピ
▶ 潤い深まる「マシュマロウ × ルイボス」
ルイボスがミネラルを補い、マシュマロウが潤いを抱え込む。肌がふっくら整う夜に。
▶ 心の緊張をとかす「ホーリーバジル × カモミール」
冬特有の“心のこわばり”に優しく働く。湯気のアロマだけで呼吸がふわっと軽くなる。
▶ 月美容「ホーリーバジル × マシュマロウ × レモンバーム」
満月 → マシュマロウ強め / 新月 → ホーリーバジル強め
6|美しさを深める“夜のリチュアル”
冬は、夜のハーブ習慣が最も効果を発揮する季節。
① 湯気のアロマを深呼吸
ホーリーバジルの香りが心の硬さをほどく。
② 足元を温める(アロマ足浴)
ジンジャーかラベンダーを1滴。血流が上がり吸収力UP。
③ 月を眺めながら飲む夜
冬の澄んだ月は副交感神経をそっとONに。
7|まとめ:冬は、自分を“満たす季節”
マシュマロウが内側から潤し、ホーリーバジルが心を整え、月のサイクルがリズムを整える。冬は“補う季節”ではなく“満たす季節”。
今日の夜から、自分の中に静かに潤いを育ててみてください。
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